システムトレードを「続けろ」というのは筋違いなアドバイスでは?

システムトレードを「続けろ」というのは筋違いなアドバイスでは?
システムトレードを「続けろ」というのは筋違いなアドバイスでは?

様々な分析プラットフォームがありますが、決まって目にするのが「続けましょう」というアドバイス。

最近、なにかとシストレが流行っていますね。

こんなときに、販売業者のアドバイスを読んでいると、どうしても違和感があるんです。

こんなことを言っている私自身もシストレをしていますし、販売もしているのですが苦笑

よく見るアドバイスは、以下のようなもの。

システムトレードはコツコツと利益を積み上げていくという投資スタイル。
短期的に大儲けするためのテクニックではありません。

うん。ここは分かる。

ですから、最低でも半年以上は続けないと利益が出ません。

ん?

このアドバイスは、ちょっと違うんじゃないかと思っています。まず、目的語は何なのでしょうか?

「研究・勉強を続けなくてはいけません」という意味なら、そのとおり。一朝一夕でできるようになるものではありませんので。

ただ、「投資(=運用)を続けなくてはいけません」という意味だったら、それは違うのではないかと思っています。

 

目次

  1. 「続けよう」というアドバイスはいかがなものか?
  2. まとめ:続けるかどうかは個人で決めること。

 

1. 「続けよう」というアドバイスはいかがなものか?

「続けよう」というアドバイスはいかがなものか?

「続けましょう」というアドバイスには、大きく分けて4つの問題点があります。

1つ目は、業者固有のバイアス。

システムトレードを流行らせるためには、長続きしているトレーダーのボリュームが成功のカギを握っています。できるかぎり沢山の人にトレードを続けてもらい、「広げてもらいたい」という意識があるのだと考えています。

2つ目は、成功者のバイアス。

システムトレードを広げようとしている方の大半が、システムトレードで儲けた経験のある方。「自分がこれまで続けて儲かったのだから、みんなも続けるべきだ」というバイアスがかかっているんですね。

上手くいった人がこういう発言するのはある意味では当然です。善意のもとに発言しているケースが殆どですが、「続けるべきでない」と思い、やめた方が多いのも事実です。

3つ目は、リスク管理の問題。

たとえば、トレードを通じて「損をした」としましょう。この時、間違いなく「やめようかな」という考えが脳裏によぎるはず。

システムトレードは「過去に上手くいった投資法」を模倣しているに過ぎませんから、いつ使い物にならなくなってもおかしくない訳です。最悪の場合、使い物にならないノウハウのせいでボロボロになってしまう方だっているはず。

「続けましょう」というアドバイスを愚直に捉えて、ブレーキをかけられなくなってしまう投資家が出てくるのではないかと懸念しています。

4つ目は、「利益」の暗喩。

「最低でも半年は続けないと利益は出ません」

この言葉には、それ以上の意味も、それ以下の意味もありません。「続けなけりゃ何も得られない」というのは当然のこと。

この言葉の対偶をきちんと表現すると、以下のようなものになります。

「半年続けると、利益が出ることもある

つまり、「可能性がある」というだけの話です。長く続ければ、ボラティリティが広がりますから、利益も出ますし損失も出ます。

しかし、以下のような誤った解釈をする方が頻発するのではないかと懸念しています。

「半年続けると、利益が出る

未来のことなど誰にも分かりませんから、「利益が出る」という断言された解釈は間違い。
そんなものは世の中にはありませんからね。

 

2. まとめ:続けるかどうかは個人で決めること。

まとめ:続けるかどうかは個人で決めること。

ウダウダと愚痴ってきましたが、本記事で言いたいことは

やめたいときにやめれば良いじゃん

という意見。

これこそアマにとっての最大の武器であり防具でもあるからです。プロが「明日からやめます」なんていうのは、なかなか通用しませんからね。

どうしても続けなきゃいけないんだ!

と退路を断ってしまうのは、筋違い。

精神的にキツイ・疲れるという方もいるでしょうから、そういう方はシストレなんかやめて、健康な暮らしをする方が全然良いんじゃないかと思うのです。

…無論、やってもいない(または続けてもいない)方がシストレを批判するのは論外ですけどね。