投資戦略やストラテジーというシストレ用語は間違ってると思う。

投資戦略やストラテジーというシストレ用語は間違ってると思う。
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シストレを経験者なら絶対に使ったことのある言葉、「投資戦略」「ストラテジー」。この言葉、なんか違う。

ただ、システムトレーダーが口にする「ストラテジー」「投資戦略」はちょっと違う。

これは「戦略」ではなく「戦術」ではないかと思っています。

こないだlogmiの記事をきっかけに、「孫の二乗の兵法」を初めて知りました。

みなさんご存じ、孫正義さんの考える「勝ち方」。ちょっと複雑ですが、結構タメになりました。

日本には昔、「戦国時代」がありましたけど、今は商人にとっての「戦国時代」。それがゆえ、未だに孫氏の考える兵法がビジネス戦略として使われることって多いんですよね。

投資家も、独自の「投資戦略」を持っています。ネット投資の台頭によって、投資の敷居が下がっていますから、私たち投資家の世界でも「戦国時代」が始まったと言えるはずです。

 

目次

  1. 戦略、戦術、作戦、兵站。
  2. トレードシステムは「戦術」だ。
  3. まとめ:トレードシステムが一部でしかない。

 

1. 戦略、戦術、作戦、兵站。

(画像元:Biz.ID

とある事業家の方がこないだの夏に紹介してくれたブログ記事。

この記事を読んだとき、「自分の視野ってなんて狭かったんだろう」と打ちひしがれていました。

今まで、安易に「投資戦略」という言葉を使ってきましたが、ちょっと違うのではないか? と。

戦略は大きなものであり、作戦、戦術、兵站となるにつれて小さなものである…という内容が長々と書かれている記事です。読み進めていくうちに、

システムトレーダーにとっての「投資戦略」は「戦術」でしかないのでは?

と、怒られている気分になりました。

それぞれの用語の概要をWikipediaから引用すると、以下のようなイメージ。

戦略:一般的には特定の目標を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・科学である。

作戦:戦いを進めてゆく上でのはかりごと。「作戦を練る」のように使う。競技、事業、経営 等々における計画やその実施を指す場合もある。

戦術:作戦・戦闘において任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して戦闘力を運用する術である。そこから派生して言葉としては競技や経済・経営、討論・交渉などの競争における戦い方をも意味するようになる。理論的・学問的な側面を強調する場合は戦術学とも言う。

兵站:戦闘地帯から後方の、軍の諸活動・機関・諸施設を総称したもの。戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また、実施する活動を指す用語でもあり、例えば兵站には物資の配給や整備、兵員の展開や衛生、施設の構築や維持などが含まれる。

 

2. トレードシステムは「戦術」だ。

まとめ

戦略、作戦、戦術、兵站。これらを資産運用でカテゴライズすると、以下のようになるでしょう。

戦略:老後の資金を貯めるために、資産運用をする。

作戦:統計データを活用して利ざやを狙う。システムトレードを使う。

戦術:下落した銘柄を買う「逆張りシステム」を使う。

兵站データを解析するためにイザナミやシステムトレードの達人などの解析ソフトウェアを使う。資金源は給与。

要するに「トレードシステムは、目的を達成するための手段でしかない」ということ。にも関わらず、投資戦略という仰々しい言葉が使われているんですよね…。

別に、だからどうだという話ではないのですが。

海外ではどうかというと、「戦略」なんて言葉は使われていません。代わりに、「システム」や「アルゴリズム」という呼び方をしています。

 

3. まとめ:トレードシステムは一部でしかない。

makefg

こう考えてみると、「戦術」ばかりにこだわっていてはいけないと痛感します。

そもそもの目的を忘れてしまっては、運用そのものに意味が無くなってしまいますからね。また、大局が見えていないと慢心につながったり、要所を見逃してしまったりと結構リスキーです。

あなたの戦略、作戦、戦術、兵站は、何でしたか?