【株ブーム】日本株の売買代金は年々増えてるが、このメリットとデメリットは何だろうか?

【株ブーム】日本株の売買代金は年々増えてるが、このメリットとデメリットは何だろうか?
【株ブーム】日本株の売買代金は年々増えてるが、このメリットとデメリットは何だろうか?

知っている方が多いはずですが、日本株の取引高は年々増えています。

(Photo by Waag Society

ネット証券が登場したのは1990後半。株式売買委託手数料の自由化が起きたのが1999年ですから、実質的には2000年からオンライン取引が始まったことになります。

これを皮切りに、投資が昔に比べてポピュラーになり、短期売買も盛んになりました。実際、日本株市場の取引高は徐々に増えてきており、株式投資も一般常識の1つになりつつあります。

口座を開くのにも1ヶ月かからない。しかもパソコンやスマホさえあれば、いつ・どこでも株を買えるようになったのだから、すごい進歩ですよね。20年前から投資している方からすれば今のような暮らしは想像すらできなかったんじゃないかと思います。

さて、株式投資のポピュラーさが年々増していますが、このトレンドがどのように投資家に影響するのかを考えたことのある方はいますか?

…私は、ありませんでした。つい1週間前に、ふと気がついたところです苦笑

せっかくの機会ですから「株ブーム」が私達にとってどんな意味があるのか、考えてみようじゃありませんか。

ということで、今回は私たちにとっての「株ブームの意味」を考えていきましょう。

 

目次

  1. 「株ブーム」のメリット
  2. 「株ブーム」のデメリット
  3. まとめ:先回りして手を打とう。

 

1. 「株ブーム」のメリット

「株ブーム」のメリット

「株ブーム」のメリットは「取引コストが下がった」ことです。

取引コストが下がるのには2つの理由があります。1つは、証券会社側の価格競争。もう1つは売買代金の増加によるものです。

取引高が増えることで、証券会社はボロ儲けを続けてきました。一部の証券会社では50万円の売買に対して手数料を1,000円もとっていたことがあります。しかし、最近では新興ネット証券も増えてきており、価格競争が始まっています。

取引高が増えたためネット証券側の経営に余裕ができ、「手数料を安くできる状態」が生まれました。さらに新興証券達との価格競争によって取引コストが下がる。

このトレンドのおかげで、私たちはより安い手数料で株を購入できるようになりました。

また、売買代金が増加したことで、「見えないコスト」が減りました。特に大資本を動かしている方が対象ですが…。

昔は今と比べて、株式市場の商いが薄かったと考えられます。つまり「買おうとしても売ってくれる人が少ない」「売ろうとしても買ってくれる人が少ない」という状況です。

商いが薄いと、投資家は相手の足元を見ます。

「この株が欲しいならもっと金を払え」

「この株が要らないならもっと安く売れ」

こういったことが頻発していたんですね。

しかし、市場全体の売買代金が向上したことで、買い手/売り手の絶対量が増えました。ですから、足元を見られることも減り、必要以上の高値で買う/安値で売るということも少なくなりました。

ここまで読むと、「株ブーム」がいかにも良いことだらけに見えます。

しかし、そうでもないのが怖いところ。デメリットもあるので、注意しましょうね。

 

2. 「株ブーム」のデメリット

「株ブーム」のデメリット

一方で、参加者が増えたことによるデメリットもあります。これは、大まかに分ければ2つが考えられます。

まず、1つ目のデメリットは「市場の不確実性が高まった」ということ。

これだけ簡単に株式投資ができるようになってしまいましたから、当然ながら参加者が増えます。投資に必要なハードルが下がったことから参加者に求められるリテラシーの要件も下がり、向こう見ずな取引をする方も増えてしまいました。

当然、全ての投資家は異なる背景・知識・性格・資金量をお持ちですから、彼らの行動を正確に取られるのは以前に増して困難になったと言えるでしょう。

2つ目のデメリットは「ダマシ」が多くなったということ。

市場のランダム性が強まったこともあり、株価も不規則な値動きをすることが多くなりました。そして、これが理由で「ダマシ」が多くなってしまったのが非常に厄介。

この背景には、私達に投資できる銘柄数が増えたことが挙げられます。従来、私達は株価が50円以下の仕手株や、売買代金が1,000万円以下の「高コスト株」を避けてきましたが、こういった銘柄の数が大幅に減ってきています。

そのせいか、仕手の疑いのある銘柄が低位株でなかったり、理由不明の人気により売買代金が急増加。よくよく考えれば危険な銘柄まで「対象」として考えられるようになってしまいました。

一見普通に見える。しかし、深くリサーチしてみると「仕手だった」「ダマシだった」というリスクは、以前に比べて多くなったような気がしています。

 

3. まとめ:先回りして手を打とう。

まとめ:先回りして手を打とう。

「最近、だんだん利回りが悪くなってきている」

こんな経験をしている方は、もしかすると「株ブーム」が原因かもしれません。ご自身の投資戦略を見なおしてみてはいかがでしょう?

「株ブーム」。あなたはどんなメリット・デメリットが思い浮かびましたか?