【需要と供給】需給には「ポテンシャル」と「アクチュアル」の2種類がある。

【需要と供給】需給には「ポテンシャル」と「アクチュアル」の2種類がある。
【需要と供給】需給には「ポテンシャル」と「アクチュアル」の2種類がある。

2回にわたって執筆してきた需給の話。好評価いただき嬉しくなったので追記します。

今までの記事をご覧になっていない方は、以下のリンクへどうぞ。

これらの記事では、SD曲線と板情報を組み合わせることで需給の流れを読む方法をご紹介しましたね。

ただ、これだけでは「需給の全てが読めた」という訳ではありません。

その理由は、需給には顕在化しているもの(=アクチュアル)と潜在しているもの(=ポテンシャル)の2パターンがあるから。

私はこれらを勝手に、Actual SDやPotenrial SDと呼んでいます。

アクチュアルを理解するのは簡単です。板を見れば済みますからね。

ただし、ポテンシャルを理解するのがなかなか難しい。私自身、なかなか理解ができていません。

ということで今回は、需要と供給をテーマにして「潜在」と「顕在」のお話しをしていきます。

 

目次

  1. アクチュアル需給(顕在需給)とは何か?
  2. ポテンシャル需給(潜在需給)とは何か?
  3. まとめ:ポテンシャルの見積もりが腕の見せどころ。

 

1. アクチュアル需給(顕在需給)とは何か?

板情報

投資家ならお馴染み、板情報。

SBI証券をキャプチャした上画像で言うと、青枠で囲まれているところが気配値です。

気配値は売買を行いたい投資家が注文の一部が結集されており、誰でも見れます。顕在化している(=アクチュアル)ことから、私は顕在需給またはActual SDと読んでいます。

この価格を利用することでSD曲線を形成でき、なおかつ四本足データから需給の流れがつかめるという訳です。

しかし、前述したとおり見えているのは注文の「一部」だけ。しかも、注文していない投資家の需給は全く加味できていません。

よって、顕在需給を見るだけでは需給の流れは大雑把にしかつかめません。精度を高めるためには、板に出ていない隠れた需給を見出さなければいけないんです。

 

2. ポテンシャル需給(潜在需給)とは何か?

まとめ

ポテンシャル需給とは、板情報に出ていない全ての需給を指します。たとえば、以下の3つがポテンシャル需給としてカテゴライズされます。

見えておらず潜在的。水面下の需給であることから、私はPotential SDと呼んでいます。

  • 即刻約定されてしまう「成行注文」
  • 板には載らないが注文はされている「逆指値注文」
  • 制限価格外での注文を望む「範囲外需給」

以上のように、潜在需給は顕在需給と比べてより広範囲に渡ることが多いです。大抵の場合、潜在需給は顕在需給よりもボリュームが大きいと考えて良いでしょう。そうでなければ、投資家の殆どが毎日取引していることとなってしまいます。そんなの不気味ですよね。

 

3. まとめ:ポテンシャルの見積もりが腕の見せどころ。

まとめ

顕在化している需給を読むのは簡単ですが、潜在的な需給を読むのは難しいです。

何しろ、ヒントが少ないですからね。

ただ、これが読めるともはや最強。株式相場をATM代わりにできるようになるでしょう。億トレーダーの多くは、このポテンシャルを読む能力に長けているのだと思っています。

潜在需給の見積もりこそが私たちの腕の見せ所。あなたはどうやって水面下の動きを読み取っていますか?