切り分けられるテクニカル指標ほど使いやすいものはない。

切り分けられるテクニカル指標は柔軟性も高い。
切り分けられるテクニカル指標は柔軟性も高い。

オシレーター指標の殆どは、柔軟性に乏しいという欠点があります。

何度もご紹介しているW%Rや移動平均乖離率…という指標は、使い勝手こそ良いものの柔軟性に欠けます。

その一方で、使い勝手が良いのは期間変動率や前日比といったような超シンプルな指標。こういう指標は切り分けられるので、ぜひ使い方をマスターしておきたいものです。

今回のキーワードは「切り分けられる指標」

何いってんだこいつ?

とお思いの方も多いでしょうから、これらのキーワードの意味について、解説していきます。

 

目次

  1. 「切り分けられる」指標とは何か?
  2. まとめ:「切り分けられる」指標を使って精度を高めよう!

 

1. 「切り分けられる」指標とは何か?

「切り分けられる」指標とは何か?

「切り分けられる」指標とは、「区切って使える指標」のことを指します。単ちょくに言えば前日比がそうですね。

前日比って、「前日終値〜当日終値」の変動率を指しているんですが、これって詳しく突き詰めて分析ができる、シンプルな指標なんですよね。

たとえば、前日比を切り分けると…。

前日比 = 前日終値〜当日始値 + 当日始値〜当日終値」

という2つのタイムスパンで切り分けられます。

単純に「前日比が上がった銘柄」や「前日比が下がった銘柄」のようにスクリーニングをかけるのでは2パターンにしか細分化できませんが、前日比を細かく切り分けると

  • ギャップアップ+陽線
  • ギャップアップ+陰線
  • ギャップダウン+陽線
  • ギャップダウン+陰線

の4パターンに銘柄を分類できます。この結果、「特に上がりやすかった銘柄はどれか?」を突き詰めて調べられるようになるわけです。

逆に、切り分けられない指標では、前日比のように詳しい分析ができません。つまり、研究するときに融通が利かなくなりがちなんです。

 

2. まとめ:「切り分けられる」指標を使って精度を高めよう!

まとめ:「切り分けられる」指標を使って精度を高めよう!

「シンプルな指標を使っているだなんて、幼稚だなぁ…」

こんなことを思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は逆です。こういった幼稚な指標こそ、「使い勝手の良い素晴らしい指標」ですから、ぜひ使い方をマスターしてみて下さい。

むしろ「シンプルな指標」ほど、噛めば噛むほど味のでる、スルメのような研究対象なのではないでしょうか?