【宇宙主義と地球主義】今後、投資で勝ち続ける方法は2つしかない。

宇宙主義と地球主義の論争を投資に当てはめてみた。

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最年少で「YAHOO! 投資の達人」に選ばれた(当時22歳)。同サイトでの予想の年別パフォーマンスは、2015年「+480%」、2016年「+1024%」2017年「+943%」。最年少ながら、2015 年に「ベストパフォーマー賞」「通年最⾼勝率者賞」の2⼤タイトルを獲得。TV 出演や四季報オンラインでの連載を経験。
宇宙主義と地球主義の論争を投資に当てはめてみた。

宇宙主義と地球主義という2つの論者が対立しているのをご存知ですか?

ついこないだ、「人工知能」(ディープラーニング)についてお話ししましたが、覚えていますか?

その記事では、「人工知能が既に投資している」「人間を上回るのだって遠い話ではない」という話をしましたが、人工知能が成長した先の未来をめぐり世界では論争が続いているようです。

この二者の主張は以下のとおり。

  • 宇宙派(Cosmist):たとえ人類が危機にさらされるとしても人工知能を作るべきだ。
  • 地球派(Terran):大事なのは人類だ。人類を破滅させるおそれのある人工知能など必要ない。

なんともSFチックな二極の考え方ですが、この差がテクニカル分析派とファンダメンタル分析派の二極と似ているように思うんです。

 

目次

  1. 宇宙主義と地球主義の論争を知り思うこと
  2. トランセンデンス(超人類)の誕生
  3. 擬似トランセンデンスができる人は投資でも強い?
  4. まとめ:手計算・エクセル解析の時代は終わった。

 

1. 宇宙主義と地球主義を知り思うこと

宇宙主義と地球主義を知り思うこと

この2つの理念を知り、思うのは「どちらにも義がある」ということ。

宇宙主義は「人工知能の力が無ければ人類はすぐに絶滅してしまう」という悲観的な論者が多い一方で、地球主義は「人工知能こそ人類の絶滅を早める要因だ」と食いかかるという構図。

このような構図はどこでもよく見られます。「核論争」でも真逆の思想を持つ二派が対立していますよね。

この論争が激化し表面化するのは、そう遠い未来の話ではありません。

既に投資の世界では人工知能ファンドが設立されていますし、大学の履修相談に人工知能が答えるという事例もあり、利用者は既に数百万人に及びます。人工知能は身近な生活に溶けこんできています。

デ・ガリスというAI研究者は、これら二者の対立が今世紀の後半に激化し、戦争に発展することを懸念しています。ターミネーターやマトリックスのようなSF世界の抗争が、着々と近づいているようなんです。

 

2. トランセンデンス(超人類)の誕生

トランセンデンス(超人類)の誕生

『トランセンデンス』は、地球派と宇宙派の論争を題材とした映画。大まかに紹介すると、学者の脳がコンピューターにインストールされて超人類が誕生するというストーリーです。環境破壊や食料不足など、人類絶滅の危機が懸念されていますが…

このような新たな形での「進化」によって現状が打破できるのではないか、とも思っています。

トランセンデンスが実現すれば、人間は急速に賢くなり、全世界の人類が300万年かかって解決できるをたった1人で、それも1秒で解けてできてしまう。進化が進化を呼び、世界の危機を次々と解決する存在にだってなれるでしょう。

一方で、このような進化は「神への冒涜だ」とする人や、生理的に受け付けないという考えの人がいるのも事実…。

 

3. 擬似トランセンデンスができる人は投資でも強い?

擬似トランセンデンスができる人は投資でも強い?

投資の世界でもコンピューターの力を借りた手法が一般的になりつつあり、分析作業の大半をコンピューターに任せられるようになってきました。特に、これは株価データさえあれば分析可能なテクニカル分析派にとっては主流ですよね。私自身、10年以上のデータを収集して解析を行い、「値上がりしやすかった時期」や「値下がりしやすかった時期」を見つけることに専念しています。

中原自身も人工知能には強い関心があり、自分の代わりに全ての投資機会を自動で探してくれる機械がないものか、妄想しています笑 自分で開発できないものか、はたまたどこかの誰かが公開してくれないか…。

ディープラーニングのような深層学習AIが簡単に使えるようになれば、ファンダメンタル分析のような定性分析も、コンピューターが行ってくれるようになるでしょう。将来的には、世界一の投資家ウォーレン・バフェットの複製AIや、投機家ラリー・ウィリアムズの複製AIが生まれ、人間とは比べ物にならない速度で相場を解析するようになるでしょう。既に、IBMでは人間に答えられない問題を解決しまくっている人工知能ワトソンなども生まれていますからね。

近い将来、相場からは人間の感情が消え、全ての投資商品は「適正価格」から張り付いて動かなくなるようになるかもしれません。

 

4. まとめ:手計算・エクセル解析の時代は終わった。

まとめ:手計算・エクセル解析の時代は終わった。

分析作業を行うとき、手計算やエクセル解析を行うのは非効率です。既にイザナミやシステムトレードの達人といった膨大なデータベースを解析するプラットフォームが出揃っています。FXではメタトレーダーのような人工知能搭載EAが登場していますから、並大抵のテクニカル分析では勝てなくなってくるでしょう。簡単に見つけられるような投資機会は次々に食いつぶされてしまうと思っています。

一方で、ファンダメンタル分析は別でしょう。ワトソンのようなスパコンと鬼のように優秀なエンジニアが居ない限り、なかなか優良な銘柄を見つけるのは難しいと思います。(今のところは、ですが。)

ということで、中原は今後の投資家が勝つ見込みがあるのは以下の2つの選択肢のうち、どちらかしかないと思っています。

1つは超高速にデータ解析を行うシステムトレード。

もう1つは、高精度に長期予測を行うバフェットのような超長期なバリュー投資。

個人的には、前者を始めて市場の理解を深めつつ、ファンダメンタル分析を勉強するという両刀使いが一番だと思います。どちらも面白いですし、学んで損することはありませんので良いとこ取りしたいところです。

あなたはどちらの選択をしますか?