成功する投資家と失敗する投資家を隔てる壁、セルフ・ハンディキャッピング。

成功する投資家と失敗する投資家を隔てる壁、セルフ・ハンディキャッピング。
成功する投資家と失敗する投資家を隔てる壁、セルフ・ハンディキャッピング。

「実力が無いから負けた」を「運が無いから負けた」とすり替える人は少なくありません。

マーケットから去る投資家の言葉を聞いてみると、

「相場が悪かった」
「運がなかった」

という方が結構います。もちろん、これらは本当のことなのでしょう。しかし、私はこの言葉を聞くたびに疑問に思うんです。

「相場が悪くても、運がなくても、投資は続けられるでしょ?」
「というか、相場と運のせいで去る始末になったのは、自分の責任だよね?」

かといって、これらを口に出してしまうと人間関係が壊れてしまいますので、心にしまっておいています。

個人的には、

「私には向いてなかったなぁ」
「時間をうまく作れなかったんだよ」

という反省を聞いた時の方が、しっくりきます。

最初に挙げた人達は「外部要因の話」(他責)をしていて、最後に挙げた人達は「自分の実力不足」(自責)を語っている。

後者の方が圧倒的に成長に結びつきそうですもんね。こういう姿勢を持っている人は、ぜひ投資に再チャレンジしてみて欲しいと思います。前者のような人は、二度と手を出さない方が良いでしょうね。

こんなことを考えている時、面白い言葉を見つけました。セルフ・ハンディキャッピング。

この言葉を見た時、投資で成功する人と、失敗する人の差は、ここから出てくるんじゃないかな?と思ったんです。

 

目次

  1. セルフ・ハンディキャッピングとは?
  2. 誰も「自分が悪い」なんて思いたくない。
  3. わざわざ自分でハードルを上げ、すぐ諦める悪癖。
  4. まとめ:「どうせ」という言葉を捨てよう

 

1. セルフ・ハンディキャッピングとは?

セルフ・ハンディキャッピングとは?

セルフ・ハンディキャップとは、「じぶんにとって不利なことをわざわざ行ったり行動したりする」という人間の行動特性を指します。個人的には、中二病の延長上にあるものだと考えています。地獄のミサワなどを見たことのある方は、登場人物の殆どがセルフ・ハンディキャッピングの塊でウザい存在だと分かるはずです。

「昨日、実質2時間しか寝てないからなぁ」
「手数料の高い証券口座使ってるからなぁ」
「まだ投資を始めてから1ヶ月しか経ってないし」

具体的には、こんな感じ。

正直、睡眠時間が足りないのは自己管理の欠如不足ですし、手数料の高い証券口座を使っているのも、事前準備をする時点の「判断ミス」。そして投資に経歴は関係ありません。投資歴1ヶ月だろうが1年だろうが、きちんと投資して利益を出している人が勝者であり、損失を出せば敗者です。

しかし、セルフ・ハンディキャッピングをすることで、「負けたときの言い訳」ができてしまう。そして、「負けても言い訳できるから大丈夫、問題ない」という甘えが出てきてしまうのです。

 

2. 誰も「自分が悪い」なんて思いたくない。

誰も「自分が悪い」なんて思いたくない。

セルフ・ハンディキャッピングには、人間の防衛本能が関与していると考えられています。

「ハンデを負ったことにしておけば、能力がないなんて思われない」

特にプライドの高い方は、セルフ・ハンディキャッピングをしてしまいたくなる時が山ほどあるでしょう。(偏見だったらすみません…)

「自分は弱い」
「失敗の原因は自分だ」
「あれは失敗だった」

ネガティブな情報ほど、受け入れるのはストレスがかかりますし、正直しんどいです。しかし、セルフ・ハンディキャッピングに甘えてしまえば、たちまち「負けても良いや」と思ってしまいますから、避けるべきです。

 

3. わざわざ自分でハードルを上げ、すぐ諦める悪癖。

わざわざ自分でハードルを上げ、すぐ諦める悪癖。

セルフ・ハンディキャッピングは自尊心を守ったり、体裁を守るのには使えます。しかし、投資には逆効果となるでしょうから、早めに切り捨てておきましょう。

よくある投資家によるセルフ・ハンディキャッピングは、こんな感じ。

  • お金がないから勝てない
  • 学歴が低いから勝てない

しかし、これらは投資で成功するかどうかとは、殆ど関係ありません。むしろ、「全て逆なのでは?」と思っています。つまり、

  • お金がある方が(管理が大変で)勝てない
  • 学歴が高い方が(プライドが高すぎて、頑固で)勝てない

ということ。

 

4. まとめ:「どうせ」という言葉を捨てよう

まとめ:「どうせ」という言葉を捨てよう

セルフ・ハンディキャッピングの真逆が何か、ごぞんじですか? それは「背水の陣」です。

「どうせできない」「どうせ分からない」という言葉の代わりに、「できるようになるしかない」「分かるしかない」と唱えてみると、危機感のレベルが大きく変わります。

背水の陣とまでいくと、やや大げさかもしれません。しかし、「どうせ…」と思う気持ちを捨て去るだけで、真摯に物事と向き会っていけるのではないでしょうか?