「抜け目ない」小売店と「平凡な」小売店を分けるマーケティング手法

「抜け目ない」小売店と「平凡な」小売店を見分けるポイント

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最年少で「YAHOO! 投資の達人」に選ばれた(当時22歳)。同サイトでの予想の年別パフォーマンスは、2015年「+480%」、2016年「+1024%」2017年「+943%」。最年少ながら、2015 年に「ベストパフォーマー賞」「通年最⾼勝率者賞」の2⼤タイトルを獲得。TV 出演や四季報オンラインでの連載を経験。
「抜け目ない」小売店と「平凡な」小売店を見分けるポイント

欧米のレストランや百貨店で、使われているテクニック。

消費者はあまり意識していませんが、無意識に「散財」させようとするテクニックは沢山あります。シャワー効果などが、有名な小売ノウハウの1つでもありますよね。

今回ご紹介するのが、欧米でよく使われる「価格表記」にまつわる1つのテクニック。日本の小売店ではあまり見かけません(使えるかどうかは分かりません)が、最先端のマーケティング手法として知っておいて損はありません。ぜひ最後までお読み下さい。

 

目次

  1. 復習:シャワー効果?
  2. ついつい散財してしまう価格表記
  3. まとめ:実践している企業ほど売上が高い可能性がある。

 

1. 復習:シャワー効果?

復習:シャワー効果?
シャワー効果とは、「高人気の製品」を使って、他の製品の売上を高めるシナジー効果を引き出す小売のテクニックです。

具体的な方法は簡単。複数階に渡るデパートでは、人気のある製品を高い階層に配置することを指します。例えば、需要の高い本屋や文具店、CDショップなどは比較的、高い階層に置かれることが多いです。

コンビニなど、1フロアしかない小売店でもシャワー効果を使えます。例えば、消耗品である飲料、弁当などが店舗の一番奥に配置されていますよね。

シャワー効果を上手く使っている小売店では、「ついで買い」が触発されやすいですから、実装していない店舗と比べると売上が高い傾向があります。

逆にこの効果を知っていると、「飲み物は奥だな」「本屋はきっと8Fだな」のように、商品や店の配置に大体の目処がつけられて便利だったりもします笑

 

2. ついつい散財してしまう価格表記

ついつい散財してしまう価格表記

欧米では、料理メニューや価格表記にまで「散財」させる工夫が凝らされているとのこと。

コーネル大学の研究によると、「ドル($)」という表示をしないことで、売上を向上できたという報告があります。

日本版で置き換えてみると…

  • 500
  • ¥500
  • 500円

この3例では、一番上の価格表記をした場合は売上が高くなりやすいとの研究結果があるそう。通貨単位があるだけで、「お金を使ってしまう」というネガティブなイメージが発生することに起因するのではないかと考えられています。

 

3. まとめ:実践している企業ほど売上が高い可能性がある。

まとめ:実践している企業ほど売上が高い可能性がある。

最近はステルスマーケティングという言葉が流行っていますが、「気分を害せず多く売る」というマーケティング・ノウハウは昔から研究されているんですね。短期的には1%の収益差しかなかったとしても、積み重なると大きな違いになるのは明らかです。

長期投資をしている方にとっては、こういった些細な違いも重要。きっと役に立つので、ぜひぜひチェック。