レーティング情報には決定的な情報が抜けている

レーティング情報には決定的な情報が抜けている
レーティング情報には決定的な情報が抜けている

真似して儲けようなんて浅知恵は通用しない。

「レーティングが上昇したから株価が上昇した」

株を買ったことがある方ならば、こんなことを経験した方も居るのではないでしょうか。

もちろん、逆も然り。

ちょっとした参考情報としてレーティング情報を利用するのは構いませんが、実はレーティング情報には重大な情報が2つも抜けています。そして、投資顧問であるテラスの方によると、レーティング銘柄を調査して驚くべき事実を発見したそうなんです。

 

目次

  1. レーティングの重大な欠陥その1:エグジット
  2. レーティングの重大な欠陥その2:リスク管理
  3. レーティングにしたがって売買した結果…?
  4. まとめ:真似して儲けようなんて浅知恵は通用しない。

 

1. レーティングの重大な欠陥その1:エグジット

レーティングの重大な欠陥その1:エグジット
「今、強気」なのは分かるが、「いつが売りどき」なのかは分からない。

一般的に公開されているレーティング情報の一例を見てみましょう。

【ソース】JPモルガン
【公開日付】11月25日
【対象銘柄】3197:すかいらーく
【レーティング】新規Overweight(強気・買い)
【目標株価】1,500円

この情報を観て、「お、買いだ」と思ってしまう方は要注意。というのも、この情報の中だけでは、「いつ売るべきなのか」という情報が殆ど得られないためです。

基本的に、(買い推奨での)目標株価は非常に高い値が提示される傾向があります。
そのため、この価格が実現するまで待った場合、非常に長い期間保有しなければなりません。加えて、「損切りはいつなのか」「目標達成までの期限はいつなのか」に関する情報もありません。

エグジットまで計画しなければ、非常事態に備えた損切り(逆指値の設置)や、利益確定やポジションサイズを変更するなどの柔軟な措置がとれなくなります。

少なくとも、自分なりにエグジットのプランを立案できなければ、使い物にならない情報だと言えるでしょう。

 

2. レーティングの重大な欠陥その2:リスク管理

レーティングの重大な欠陥その2:リスク管理

タイミング以上に、「いくら分買うのか」は重要だ。

次のレーティングの重大な欠陥は、「いくら買うべきなのか」が明示されていないという点です。正確に言えば、投資家によって買うべき株数が大きく異なることから、「明示できない」のです。

株の難しいところは、「全く同じタイミングで売買して」も、損する人と得する人が大きく別れるという点。損益には、タイミングだけでなく、各ポジションのサイズが大きく関わってきます。

そのため、私達は「自分のポートフォリオでは、いくら程度までの株式を保有できるのだろうか」と具体的にイメージしなければなりません。リスク管理に自信の無い方は、安易に人のアドバイスには従わない方が良いでしょう。

 

3. レーティングにしたがって売買した結果…?

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「レーティング情報は当てになりません」

昨年、テラスで活躍されている投資専門家の方とお話しする機会がありました。

彼によると、「投資判断のレーティングは全く使いものにならない」そうです。

というのも、彼は一度、レーティング情報を大量に収集し、過去の実績を集計したのです。その結果、世界最高峰と言われる企業のレーティング情報ですら機能せず、ひどい場合には最終損失を残したとのことでした。

 

4. まとめ:真似して儲けようなんて浅知恵は通用しない。

まとめ:真似して儲けようなんて浅知恵は通用しない。

中途半端に真似は身を滅ぼす。

既に周知の事実ではありますが、テラスの方のように

「実際にデータを集めて確かめてみた」

という解析結果があると、

「もしかしたら、儲けられるかもしれない」

と、叶わぬ夢のせいで損したりせずに済みますね。

保有株式の下支えの材料など、軽く見積もる分には構わないでしょうが、レーティング情報だけを基にトレードすることだけは止めましょう。

投資をする際、インターネットやニュースに過度に頼るべきではありません。

自分自身の分析・解析結果を信用する方がよっぽど効率が良いようですね。