【ロジカル・シンキング】客観的で妥当なトレードをするのに必要不可欠な4つのステップ

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【ロジカル・シンキング】客観的で妥当なトレードをするのに必要不可欠な4つのステップ

勘だけで投資で勝ち続けることなど不可能です。

「やりながら勉強すれば良い」

「やってから考える」

アクティブな方ほど、こういう言葉を口にする傾向があります。

確かに、「試しにやってみよう」という姿勢は非常に重要です。

しかし、損するぐらいならば投資なんてしない方が良いです。

株式投資における成功のカギは「妥当性」や「客観性」です。主観的だったり、根拠に乏しい判断を行ってしまえば、みるみる資産は減っていくでしょう。

客観的かつ妥当なトレードを繰り返すためには、ロジカル・シンキングの能力が必須。そこで今回は、「妥当」で「客観的」な株式投資を行うために必要不可欠な、4つのステップをご紹介しましょう。

 

目次

  1. ステップ1:株式投資の柱となるアイデアを収集する。
  2. ステップ2:データを集めてアイデアを立証する。
  3. ステップ3:様々な状況を見込んでプランニングする。
  4. ステップ4:ひたすらアイデアを改良する。
  5. まとめ:1歩1歩、着実に。

 

1. ステップ1:株式投資の柱となるアイデアを収集する。

ステップ1:株式投資の柱となるアイデアを収集する。

アイデアは非常に重要。絶対に手を抜いてはいけない。

投資をする時に、アイデアは必要不可欠です。ここでは絶対に手を抜いてはいけません。何故なら、アイデアそのものが現実的でなかったり、あいまいだったりした場合、継続的な利益など得られないからです。

ここで重要なのは、以下の2点です。

  1. 「自分が売買した後に株価が動くことを論理的に説明する」
  2. 「仕掛け〜手仕舞い」までの1トレード全てを計画する。

(1) 「自分が売買した後に株価が動くことを論理的に説明する」

投資初心者の方は中途半端なアイデアを思いついただけで、すぐに投資を始めてしまいます。例えば、

  • 予想PERが10倍以下、ROEが20%以上の時に買おう。
  • 最近株価が下がっていて割安っぽい時に買おう。
  • STOP高になってるから追いかけて買おう。
  • あの人が買ってるから、私も買おう。

などは、収益の可能性の低い「非現実的」なアイデアと言えます。これらは「自分が買いたいかどうか」を判断するためだけの材料であり、「利益を出すため」の材料ではないからです。

投資で利益を出したいなら、「自分が買った(売った)後に、なんで株価が上がる(下がる)の?」という点にフォーカスしなければなりません。

現実的な投資アイデアの例として、

  • アマチュア投資家の夜間の注文が集中すれば、寄付価格が過剰に安くなる可能性がある。賢い投資家達は、安くなり過ぎた株を買いにくるだろう。
  • 最近はボックス相場だったけれども、もうすぐレンジをブレイクしそうだ。空売りをしている人達の損切りが起こるだろう。
    などが挙げられます。

利益を上げるためには、「周囲の動き」を論理的に説明する必要があるのです。

(2) 「仕掛け〜手仕舞い」までの1トレード全てを計画する。

殆どの投資家は手仕舞いの計画を怠りがちですが、実のところ手仕舞いは仕掛け以上に重要です。これは、仕掛けや手仕舞いを行っている時の心理状況を思い浮かべれば容易にお分かり頂けるでしょう。

  • 仕掛ける時には、お金は手元にある。
  • 手仕舞う時には、お金は株式に投入されており、常に変動している。

「仕掛ける」という行為事態にはなんのリスクもありませんから、冷静で居られる人が殆どです。一方、仕掛けたその瞬間からお金は手元を離れ、常に株価の変動に晒されます。寝ている間、仕事をしている間にも資産は増えたり減ったりするため、気が気じゃなくなります。

よって、「お金を手元においている」最も冷静なうちに、「いつ手仕舞うのか」までを計画しておく必要があります。もちろん、手仕舞いの根拠も「論理的に説明」できることが前提です。

手仕舞い方法を考える際に重要なのが、「株を保有している間は他の株を持てない」という機会損失を考慮すること。ですから、タイムリミットを設置したり、損切りラインを設置する・利益確定ラインを設置するのは、非常に効果的です。

 

2. ステップ2:データを集めてアイデアを立証する。

ステップ2:データを集めてアイデアを立証する。

アイデアを使う前に「機能したのか」を立証すべきだ。

「こんな面白いアイデアがあります。やってみましょう。」

あなたが企業に務める一社員ならば、このような提案をしたところで、取り合ってもらえないことがお分かりでしょう。

「それ、本当に上手くいくの?」

提案された側からすれば、「今までの実績はどうだったの?」という質問には絶対に答えて欲しいところ。投資を始める前には、あなた自身がこの疑問に答えられるようになっていなければなりません。

このように、「昔は利益を出せたのか」を検証する作業をバックテストと言います。

ここで注意すべきは、具体的に過去の成績を検証するためには、アイデアをこれ以上ないほど具体的なルールにまで落とし込まなければならないという点。

例えば、「下がったら買おう」というアイデアでも、1%下がったら買うのか、2%下がったら買うのか、それとも3%なのか。数字や注文方法、保有する株数にまで落としこんで考える必要があります。

複数のアイデアが組み合わせられているのであれば「アイデアA」と「アイデアB」に何の指標を使うのか、1度に沢山の候補銘柄が出たらどのような優先順位を持たせるのかなど、綿密に組み立てましょう。

また、過去の実績を確かめるためには、時系列のデータは必要不可欠。利用する指標やデータを、確実に手に入れられるようにしておきましょう。

例えば、株価データは「株価データダウンロードサイト」から集められます。
また、財務データが必要ならばEDINET決算プロなどは欠かせません。
高度なデータ解析を行いたい方は、Mathematicaを購入するのも良し、単純な計算を行いたいだけの方はMicrosoft Excelなどを利用するのが良いでしょう。

「どうしてもお金を使いたくない!」

こんな方は、OpenOfficeという無料の表計算ツールがオススメです。MacとWindowsの両方で利用することが可能ですから、ぜひインストールしておきましょう。

 

3. ステップ3:全ての状況を見込んでプランニングする。

ステップ3:様々な状況を見込んでプランニングする。

「検証してみたけど、自分のお金で運用できない」のなら意味がない。

「こんな面白いアイデアがあります。やってみましょう。」

「1トレード平均で5%勝ちました。勝率は70%です。」

ここまで明確に答えられれば、あなたの提案が通るまでもうひと押し。上司も乗り気になりつつあります。次に上司がしてくる質問は、

「分かった。じゃあ、まず少額でテストしよう。

「いくら必要なんだ?」

「どれだけ失敗したらやめるんだ?」

「どれだけ成功したら本格的に動くんだ?」

「期限はいつだ?」

という具体的な話へと移ります。

良いアイデアを携えて気分上々となるのは構いませんが、しっかりプランニングしておきましょう。以下に、絶対に答えておかなければいけない質問を列記しておきました。ぜひ参考にして下さい。

【テスト運用】

本格的に運用する前には、少額でのテスト運用を行いましょう。この時、テスト運用を行う際のルールを決めておくのが無難です。

  • いくら使うのか
  • テスト期間はどのくらいの長さか
  • いくら(何%)稼いだら成功なのか
  • いくら(何%)損したら失敗なのか

【本格運用】

本格的に運用を行う際には、テスト運用以上に綿密に計画を練る必要があります。特に、運用額を柔軟に変更するためにプランは欠かせません。

  • ・いくら運用するのか(運用額はいくらか、余剰資金はいくら必要か)
  • ・いくら(何%)損したら運用を停止する(運用額を減らす)のか
  • ・いくら(何%)得したら運用額を増やすのか

特に、運用額を変更すると運用成績が極端に変化する傾向がありますので、注意しなければいけません。

 

4. ステップ4:アイデアを磨き続ける。

ステップ4:アイデアを磨き続ける。

投資を始めるまでは数字との格闘や、アイデア出しなど、頭が疲れるプロセスが盛りだくさんです。ここまで具体的に計画を練ったのならば、「もう大丈夫」と安心して投資を始められると思うでしょう?

しかし、実際はそんなに甘くないです。必死に考え抜いた計画も、少し損をすると、とてつもないストレスを抱えることとなります。

「まさか10回も連続で負けるなんて…」

「1年かけて損しかしなかった…」

など、こういう状況に陥る方も多数居るのです。

こんなときに重要なのは、「アイデアを改良し続ける」ということ。そうすることで、モチベーションを自分で高めることができます。

「今までのアイデアでは利益確定がずさんだったから、改良しておかなきゃ。」

「損切りに引っかかるのが早過ぎる」

「勝率が低くて夜も眠れない」

心理的不安と戦いながら、「計画段階でカバーできなかったコト」にフォーカスし、改良を続けましょう。

 

5. まとめ:1歩1歩、着実に。

まとめ:1歩1歩、着実に。
勘だけで投資で勝ち続けることなど不可能です。

息の長い投資をしたいとう方は、時間をかけてコツコツと「自分なりの投資スタイル」を確立しましょう。

あなたは、どんな投資スタイルをお持ちですか?