【代替商品の脅威】私がワインファンドへ投資しない理由。

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最年少で「YAHOO! 投資の達人」に選ばれた(当時22歳)。同サイトでの予想の年別パフォーマンスは、2015年「+480%」、2016年「+1024%」2017年「+943%」。最年少ながら、2015 年に「ベストパフォーマー賞」「通年最⾼勝率者賞」の2⼤タイトルを獲得。TV 出演や四季報オンラインでの連載を経験。
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以前の記事で、実績年利10%近くを誇るワイン・ファンドをご紹介したのを覚えていますか?

私自身、ここへの投資を何度か考えていますが、
ちょっと躊躇っているんですよね。

というのも、手堅そうに見える投資案件ではあるものの、モヤッとした不安を感じていたんです。

そして最近、「あ、やっぱ止めておこう」と決意しました。

何故、「投資すべきでない」と踏みとどまったのか。そこには1つの大きな理由があります。

 

目次

  1. 【需給】が価格を大きく左右する。
  2. まとめ:「代替品」は気付きづらい投資の脅威。

 

1. 【需給】が価格を大きく左右する。

【需給】が価格を大きく左右する。

ヴィンテージ・ワインの供給量が急激に増える可能性を感じた。

そもそも、ワインに投資の価値が上昇し続けるには、以下の2つの前提が必要です。

  • 熟成したワインを飲みたい愛好家が沢山いる。(需要)
  • ワインの熟成には時間がかかる。(供給)

しかし、この前提の1つが崩れつつあるのを感じています。
それは、「ワインの熟成には時間がかかる」という供給が少ないことを示す前提。

少し話は変わりますが、「コピ・ルアク(シヴェット・コーヒー)」というコーヒーをご存じですか?
これは、「コーヒーのフォアグラ」とも言われる、1杯80ドルもする最高級のコーヒーです。

このコーヒーのフォアグラに、今、価格破壊が起きようとしています。1杯80ドルかかっていたものが、代替技術(提供元:Afineur社)によって、はるかに安い価格で販売できるようになったのです。

つまり、「代わり」ができてしまえば、価値は物凄い勢いで下落していくこととなるワケです。実はワインの世界でも、同じコトが起きています。

Sonic Decanterでは、299ドルの「超音波ワイン熟成機」を考案し、Kickstarterで出資を募っています。彼らの商品「ワイン熟成機」では、15〜25分間ワインをボトルに入れて放置するだけで、コンビニのワインをヴィンテージ・ワインへと変貌させられるんです。

既に多くの出資者を得ており、世界的にヒットするのは時間の問題でしょう。(本当にそのとおりならば…ですが。)

1本数百万円する超高級ワインにまでは届かないでしょうが、強力な代替商品が開発されたことには変わりません。将来的には、超高級ワインと同じクオリティのワインを大量生産できるようになるかもしれません

不安症な私は、「あ、もう投資するのはやめておこう」と思ったワケです。

 

2. まとめ:「代替品」は気付きづらい投資の脅威。

まとめ:「代替品」は気付きづらい投資の脅威。
ここまでクドクドと書いてきましたが、この事実をワイン・ファンドに突きつけてプロの意見を「聞き出してみる」のも一策です。

本記事ではそこまで踏み込んだことはしませんが、最も重要なのは「代替」にはくれぐれも注意すべきということ。

金・石油など、一般的に「供給が増えない」と言われている物でも、技術革新によって代替商品が生み出される可能性は大いにあります。長期投資をされる前には、必ず代替商品(間接的な競合)についてもリサーチしておくようにしましょう。