【NT倍率】私が今注目している外部指標。

【NT倍率】私が今注目している外部指標。

【NT倍率】私が今注目している外部指標。
Nは日経平均、TはTOPIXを示す。

この前、YAHOO!ファイナンスの記事を見ていたら、面白い指標を使っている方が居ました。

私自身、初めて知った指標ですが、
「あ、こんな組み合わせ方もあるのね」
と感心してしまいました。

本ブログでも何度か外部指標をご紹介していますが、今回はまた新しい指標をご紹介しましょう。
計算も手軽ですから、誰でもすぐに使えます。

ちなみに、以前の記事はこちらでご覧になれます。本記事と併せてご覧頂ければ幸いです。

 

目次

  1. 日経平均とTOPIX指数を比較した「NT倍率」
  2. 日経平均とTOPIXにはそれぞれ「色」がある。
  3. NT倍率の通常レンジ
  4. まとめ:データを組み合わせてみよう。

 

1. 日経平均とTOPIX指数を比較した「NT倍率」

日経平均とTOPIX指数を比較した「NT倍率」

今回ご紹介するのが、「NT倍率」という指標です。
この指標を算出する方法はとても簡単。計算式は以下のように表されます。

NT倍率=日経平均÷TOPIX(東証株価指数)

はい、終わりです。

「え、それだけ?」
というお声も聞こえてきますので、以降はNT倍率についてもう少し詳しく解説していきますね。

 

2. 日経平均とTOPIXにはそれぞれ「色」がある。

日経平均とTOPIXにはそれぞれ「色」がある。
投資家にとっては常識ですが、日経平均とTOPIXには、それぞれ異なった「色」があります。ですから、

「なんとなく日経平均を使おう」

「なんとなく今日はTOPIXの気分だな」

と、テキトーに使われてしまっては困るワケです。

というのも、それぞれの指標を形成している銘柄群が全然違うから。

日経平均は輸出企業やハイテク関連、つまり「外需関連株」が多くを占めています。
一方で、TOPIXは銀行や不動産など、「内需関連株」が多くを占めています。
(今後、この傾向が変わるかもしれませんが、2014年12月現在は、このような認識をしています。)

つまり、日経平均が上がると「外需が強い」相場であると捉えられる訳です。
逆も然りで、TOPIXが上がると「内需が強い」相場と考えられます。

 

3. NT倍率の通常レンジ

失敗を小さく抑える
2000年以降のNT倍率は、概ね9.5〜11.5前後を推移しています。
逆に言えば、このレンジを抜けた場合は、内需・外需のいずれかへの物色が偏っていることが示唆されます。

この記事を執筆している11月20日現在だと、この指標は12.38倍。日経平均が非常に高くなっており、外需に物色が偏っていることが分かります。

このNT倍率を利用することで、

「NT倍率が高い時は○○業が強い、弱い時は△△業が強い」

など、場合分けを行いつつ、市場を詳しく分析することが可能です。

 

4. まとめ:データを組み合わせてみよう。

まとめ:データを組み合わせてみよう。
日経平均やTOPIXを、日経平均同士やTOPIX同士で比較して用いる方は多いですが、「組み合わせてみよう」と思いついた方は、あまりいないと思います。

株を分析する際に重要なのは、「異なるデータを組み合わせてみよう」「そうしたら、どんなことが分かるだろうか?」と試行錯誤を繰り返すことです。

実際、NT倍率を利用することで、日経平均だけでは分からないこと・TOPIXだけではわからないことが判別できるようになる訳です。これだけで大きな進歩です。

「今はこれがあるから平気」

そんなことを言わずに、新しい指標や組み合わせ方を試してみましょう。
試せば試すだけ、あなたの視野が広がるのを実感できますよ。