【避難訓練】最大ドローダウン率を活かした、いざという時のための3つの対処法

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【避難訓練】最大ドローダウン率を活かした、いざという時のための3つの対処法
ドローダウンが発生したら、どうしますか?

以前の記事で、「システムトレードを始める前に必ず知っておいて欲しい4つの専門用語」をご紹介したのを覚えていますか?

ここで、「リスク量を測定するのに最大ドローダウン率を使うのが有用です」という話をしました。

今回は、この指標を利用して「損した時に上手く対処する方法」を3パターンご紹介しましょう。

 

目次

  1. 復習:最大ドローダウン率とは?
  2. 【避難訓練】ドローダウンが起きたらどうしますか?
  3. 対処法:その1
  4. 対処法:その2
  5. 対処法:その3
  6. まとめ:3ヶ月に1回は、自分のプランを点検しよう。

 

1. 復習:最大ドローダウン率とは?

復習:最大ドローダウン率とは?

あなたは、どれだけ損失を「嫌って」いますか?

まず初めに、ドローダウンという概念を復習しておきましょう。

ドローダウン:

一時的に最大資産から落ち込んだ場合の資産の下落のこと。例えば、一番利益を上げた時の総資産が500万円とします。そこから連続で100万円損したとしましょう。この後、また運用が上手く行き始めて、1,000万円に増えました。
この時、ドローダウンとは、「100万円」の損のことを指します。運用期間の中で最も大きかったドローダウンのことを「最大ドローダウン」と言います。
一般的に、ドローダウンは「損失額(○○万円)」「総資産のうちの損失率(○○%)」のように示されます。先ほどの例ならば、ドローダウン額は100万円、ドローダウン率は20%と計算することができます。
「最大ドローダウン率が30%」の場合、今まで投資を行ってきた時に、最大で30%資産を失った経験があることを指します。

 

2. 【避難訓練】ドローダウンが起きたらどうしますか?

【避難訓練】ドローダウンが起きたらどうしますか?

ここで問題です。

あなたは100万円を運用しています。
あなたは2つの投資テクニックを保有しており、1つは年利が20%・最大ドローダウン率が20%のもの。もう1つが年利が15%・最大ドローダウン率が10%のものです。

アグレッシブなあなたは、年利20%・最大ドローダウン率20%の投資戦略を運用しています。ここ3年間は順調に運用できていますが、最近は調子が悪いです。

今日、ドローダウン率が20%となりました(20万円連続で損をした)。ここで、あなたはどのような行動を取りますか?

対処法を具体的に考え終わったら、次項へと進んで下さい。

 

3. 対処法:その1

対処法:その1
最も簡単なのは、「今の投資を続ける」という選択です。
することは特に、ありません。

今行っていることを継続するだけですから、精神的な負担を乗り越えられさえすれば問題ないでしょう。

ただ見方を変えると、この対処法は「問題を先延ばしにしているに過ぎない」とも言えます。

では、
「ドローダウン率が30%を超えた場合」
「40%を超えた場合」
に、果たして同じ決断を取るべきなのでしょうか? それとも、違う選択肢をとるのでしょうか?

 

4. 対処法:その2

対処法:その2

次に簡単な方法は、「投資そのものをストップ(またはポジションを小さく)する」というもの。
この方法が最も安全です。そもそも、自分の投資ノウハウが永続する保証なんてどこにも無いわけですから、投資をストップするのが無難です。

実は、最大ドローダウン率を利用する本当の理由は、「余剰資金」の量を算出するためではありません。最大ドローダウン率は、「退き時」を算出するために使う指標です。

この指標を用いることで、
「今までに無いほど損した場合には、テクニックが機能しなくなった可能性がある」
と、危険を察知することが可能となります。

ストップした後は、「テクニックが機能しなくなったわけではない」ことを祈りつつ、マーケットの外で新しい売買ノウハウの開発に勤しみましょう。

 

5. 対処法:その3

対処法:その3
他に考えられるのは、「別の投資テクニック」に乗り換えるという方法です。
乗り換えるタイミングと言えば、「最大ドローダウンを更新したタイミング」「最大ドローダウンの○○倍損した場合」や「過去の成績の優先順位がドローダウンの更新でひっくり返った場合」などが挙げられます。

ただし、この方法が取れるのは、「バックアッププラン(緊急時の代替計画)」を保持していることが前提です。

幸い、あなたは複数の売買ノウハウを保有していたため、上手く切り替えることができたようです。

 

6. まとめ:3ヶ月に1回は、自分のプランを点検しよう。

まとめ:3ヶ月に1回は、自分のプランを点検しよう。
最大ドローダウン率。

この指標を上手く使いこなすことで、「最悪の事態に陥る」その前に、相場から手を引くことが可能です。このノウハウを手に入れておけば、再び相場へ参入することも可能でしょう。

一方で、退き時を逸してしまえば相場で大打撃を受けてしまい、二度と相場に戻ることはできません

上手く生き残るためには、避難訓練が必要不可欠。そして、避難計画は3ヶ月に1回程度は見直しておくことをオススメします。

重要なのは、バックアッププランを持ち、対処法を決めておくこと。そして、あたふたせずに冷静に実践することです。

損した時、あなたはどんな対処をとる予定ですか?