【データ解析入門】投資にデータを使いたい方は絶対におさえておきたい4つの入門知識

【データ解析入門】投資にデータを使いたい方は絶対におさえておきたい4つの入門知識
【データ解析入門】投資にデータを使いたい方は絶対におさえておきたい4つの入門知識

人は、自分の意思決定が正しいものだと立証するため(あるいは、間違っていることを立証するため)にデータ(材料)集めを行います。

「このデータがあるから、私は大金持ちになることができます」
ちょっと待ってください。本当にそうなのでしょうか?

例えば、

  • 5年連続で上方修正しているから、今年も上方修正となる可能性が高い?
  • 過去1000回のトレードで、勝率が60%だから勝ちやすい?

など。

しかし、意思決定を行う前に必ずチェックして欲しい点が4つあります。
情報を武器に投資されている方にとっては、きっと役立ちますので最後まで読んで下さいね。

 

目次

  1. 再現性はあるのだろうか?
  2. 妥当性はあるのだろうか?
  3. 自分で手に入れた情報か?(プライマリ・データ)
  4. 他者から手に入れたデータか?(セカンダリ・データ)
  5. まとめ:データは諸刃の剣。

 

1. 再現性はあるのだろうか?

reliability

再現性や信憑性の無い情報は、誤った判断を促す最悪な判断材料だ。

まずチェックすべきなのが、「再現性」があるかどうかを確かめることです。

再現性とは、「過去と同じような結果が発生する可能性」を示しています。

再現性は、以下のように表現されます。

  • 再現性が高いほど、過去と同じ結果が起こる可能性が高い
  • 再現性が低いひど、過去と同じ結果が起こる可能性が低い

ニュースやチャートパターンを利用する時には、

「過去に似たようなことが起きたかどうか」

を調べるのが常套手段。似たようなイベントがあったら、その先の株価の変動も想像しやすいですからね。

ここで確認すべきなのが、

「本当に過去と同じ結果が起きるのか?」

と、データを吟味すること。テクニカル指標を利用している方ならば、直近の報道をチェックしてみて、勝ちやすい時期や負けやすい時期などを見分けるのをオススメしています。

 

2. 妥当性はあるのだろうか?

validity

妥当性に乏しいデータは使わないに越したことはない。

次に行うべきなのは、「このデータは本当に妥当なのだろうか?」と自問すること。

ファンダメンタル分析をされている方向けに例えると、
「昨日、来期の純利益が30%上方修正された」
という材料があったとしましょう。

この時、このイベントが「どのような経緯で発生したのか」「本当に買い材料と言えるのか」をチェックする必要があります。

上述した例ならば、

  • このイベントは長期的な競争優位を築く材料なのか?
  • 現在の株価からして、買った方が得策なのか?

などを、自問しておきましょう。

 

3. 自分で手に入れた情報か?(プライマリ・データ)

primary data

データには2つの種類があります。
それは、「プライマリデータ」と「セカンダリデータ」です。

  • プライマリデータ = 自分で手に入れた「生」の情報、取得にコストと時間がかかる。
  • セカンダリデータ = 他者から手に入れたデータ、無料あるいは少額で手に入る。

プライマリデータは、大きな決断を行う際に利用するのがベターです。
例えば、大規模な投資をする場合が挙げられます。

家やマンションを買う時に、インターネットや広告に載っている(営業向けに編集された)データだけを使っている方は居ないでしょう。

自分の目で見て、資金・デザイン・広さ・立地などを確かめるのが普通ですよね。

投資も同様で、「ここぞ」という勝負を仕掛ける時には、IRへの電話や実際に店舗への往訪、競合調査や周囲の口コミの探索など、自分で情報収集をすべきなのです。

プライマリ・データを利用する時の利点は、

  • 自分しか知らない情報である
  • バイアスがかかっていても、「自分のバイアス」であるため確認しやすい

などが挙げられます。

一方で短所もあり、入手が困難で、時間・お金がかかります

 

4. 他者から手に入れたデータか?(セカンダリ・データ)

news

大抵の意思決定は、「セカンダリ・データ」(他者から手に入れる情報)のみで下されます。

例えば、決算発表や新聞記事やニュース、ブログ、インターネットでの口コミなどがその材料に当てはまるでしょう。

ここで重要なのが、「情報に手が加えられている可能性がある」という前提に立つこと。

口コミでは、意図的にネガティブなものが削除されている可能性がありますし、
新聞記事は出版社のバイアスによって文体が大きく変わります。本質的にはネガティブな材料だとしても、あたかも「ポジティブ」であるように報道することだって簡単にできるのです。

「あなたは他者のバイアスを知るのが困難である」という点が最も厄介でしょう。
セカンダリ・データを利用する際には、複数の情報源を利用し、他者のバイアスに惑わされないように客観性を保つ必要があります。

簡単に手に入れられる分、ついつい頼ってしまいがちなセカンダリ・データですが、振り回されないように注意して下さいね。

 

5. まとめ:データは諸刃の剣。

まとめ:データは諸刃の剣。

材料集めは投資家にとって必要不可欠なプロセス。
しかし、データはあなたにとって諸刃の剣であることを忘れないようにしましょう。

どんなに材料を集めたところで、あなたが賢明な意思決定をできなければ意味がありません。本日ご紹介した4点を確認しつつ、データを正しくつかいこなして下さいね。