日経6日続落!仕掛けるなら火曜日か?

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

9月7日の日経平均は21円28銭高でした。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、値上がり業種は12業種となり、残り21業種が値下がりしました。

あれま、日経平均は6連続下落ですね。1週間とちょっと。ずっと下落し続けていることになりますね。ここまで下落が続くと、「そろそろ反発するだろう!」みたいなことを考えがちですが、基本は中立(ニュートラル)な姿勢で考えた方が良いと思います。

コインを投げた時、表が出る確率も、裏が出る確率も、2分の1です。これは、その前になんど表が出ようが、裏が出ようが、関係ありません。独立して、2分の1です。表が出続けたからといって、「次も表だ!」とか「次こそは裏だ!」なんて議論は不毛なので、止めておいた方が良いでしょう。

さて、視点がフラットになったところで、僕なりの考えをお伝えしたいと思います。これまで何度かお話ししてきたネタもありますが、もろもろ整理してみましょう。

ぼくがわかる範囲でお伝えすると、日経平均が「上がりそう」なネタと「下がりそう」なネタは、それぞれあります:

まずは、「上がりそう」なネタから。日経平均株価は「上がったら下がる」「下がったら上がる」のように、波打ちながら動く傾向があります。

ここ1週間で日経平均は2%くらい下がっていますから、その3分の1〜半分くらいは戻してもおかしくなさそうですね。ただし、大した下落幅ではないので、それほど大きな材料ではないでしょう。

一方、「下がりそう」なネタはけっこーあります。中期的には、もともと日本株は「9月に下がりやすい(彼岸底)」という点が挙げられます。これは世界的にはハロウィン効果なんてふうにも呼ばれていますね。

あとは、日経平均とは逆で、ジャスダックや東証二部などの中小型株は「1度、下がり始めたら、しばらく下落を続けやすい」という傾向があります。これは「モメンタム効果」なんてふうにも呼ばれています。ですから、中小型株を買うのは、いまいち不安な状況です。

さらに、短期的には、相場が低調なときほど、「週明けは続落しやすい(Twist-of-the-Monday Effect)」というアノマリーもあります。これまで相場下落が強まっているだけに、短期的にも下落しそうですね。

こういった点を踏まえると、「買い材料に欠ける」「売り材料は豊富」っていう気がしています。ですから、「すぐに反発するか?」と言われると、望み薄な気がしています。(勘違いしてほしくないので念押ししておきますが、100%確かな話ではありません。過去の統計上、確率的に「そうなるかも?」という程度です)

ですから、ぼく個人としては、「週明けは続落する」「日経平均は7連続下落する」というところに賭けたいですね。

仮に逆張りなどで仕掛け時を模索している方は、火曜日あたりに仕掛けると良いのではないでしょうか。そして、逆張りで仕掛けるなら大型株の方が安全性が高いでしょうから、小型株よりも、大型株に注目したいところです。

…ということで、相場が上昇しづらいと考えられる、いまのような状況では、大きく上昇した株ほど、換金のために売られやすいと考えられます。よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種別株価指数】
◯ サービス(前月比+2.35%)
◯ 水産・農林(同2.15%)
◯ その他製品(同+1.39%)

以上の3業種については、まだほとんど下落していません。これから、換金売りされやすいと考えられます。今のところは、あまり資金を投入せず、様子見しておくのが良いでしょう。…ということで、9月10日も、気を引き締めていきましょ~!

これが今日の有望カブだ!

【ファナック(6954)】
PERやPBRに特段割安感は見られませんが、7月25日の上方修正は好材料。短期的には、需給が改善する可能性が期待できるでしょう。

【トヨタ自動車(7203)】
8月3日に1Q業績を発表。1Qは増益で着地しており、好調な様子です。一方、PERやPBRの面でも、市場平均と比べると割安な水準。割安株は株価が上がりやすい傾向がありますので、買い付けるには良い頃合いと考えます。

【東京エレクトロン(8035)】
7月5日に年初来安値を更新しており、軟調な推移が続いています。一方、すでに予想配当利回りは4%超と高水準ですから、割安感があるとも期待できるでしょう。今後の反発の可能性に期待したいところです。

※値動きが似た株は、それから約1カ月間、株価が上がりやすい傾向がありました。
(調査期間:2000年〜2017年)

これが今日の要注意カブだ!

【土屋ホールディングス(1840)】
9月に入ってから、株価は1.5倍に。株価が急激に上昇しているので、そろそろ利益確定売りが強まるおそれがあります。反落の可能性に注意しておきましょう。

【地域新聞社(2164)】
業績のポジティブサプライズがあったようで、直近は株価の上昇が目立ちます。一方、9月に入ってから、株価は1.5倍近くにまで上昇しました。株価の急騰は、その後の反落につながりやすい傾向があります。しばらく様子見しておくのが無難でしょう。

【アウンコンサルティング(2459)】
5日にはストップ高となりましたが、予想PERは100倍超とすでに割高感があります。割高な銘柄は反落しやすい傾向がありますので、安易な追いかけ買いは止めておいた方が良いと思います。

※値動きが似た株は、翌日に株価が下がりやすい傾向がありました。
(調査期間:2000年〜2017年)

「今すぐ儲けたい」人は損しますよ。気をつけてね。

9月に入ってから、急に相場が弱くなりましたね〜。もともと日本株市場は「月末に上がりやすい」「月初に下がりやすい」という傾向があります。これはTOM効果なんてふうにも呼ばれていますが、今月はそのアノマリーが綺麗に現れました。

9月には「彼岸底」なんていう相場格言がありまして、例年下がりやすい傾向があります。だから、これからしばらくは上昇しにくいでしょう。

「9月に下がりやすいなんて、偶然じゃね?」と思う方も居ると思うので、念の為補足をすると、世界経済は夏〜秋にかけて全世界的に下落しやすい傾向があります。イギリスでは300年以上の実証分析で「4月〜10月は上がりにくい」なんて研究もありますから、基本は信用して良いと思います。

そもそも今の時期は、相場が上がりづらいってのは覚えておいて良いでしょう。だから、いまの時期は「すぐに利益を出そう!」と考えるより、「年末にかけて上がりそうな株を仕込んでおこう!」と考えるのが良いでしょう。

とうぜんですが、目先の「儲かりそうな話し」に目がくらむと、ダマされます。短期志向の人ほど稼ぎが悪いといった話しもありますから、「今すぐ儲けたい!」みたいな思考回路を持っている人は気をつけておいたほうが良いですよ。

…ということで、基本は「割安な株を買って、仕込んでおく」のが良いんじゃないかな〜?と考えています。できれば、ここ最近株価が下がっている銘柄を狙って、逆張りで「割安株」を狙うべきなのでは?と思いますね〜。

…ということで、今のところは「割安感の強い下落株を狙う」のが良いと考えています。

ちなみに、ぼく自身がよく使っている投資法は以下の3通りしかありません。それは、以下の3通りです。

【相場が上昇相場のとき…「順張り投資」】
年初来高値更新銘柄など、上昇傾向が強い銘柄の続伸を狙います。

【相場が下落相場のとき…「逆張り投資」】
暴落相場などで、中長期で下落した銘柄のリバウンドを狙います。

【相場がボックス相場のとき…「押し目買い投資」】
人気株の下落を狙って、小さなリバウンドを狙います。

上記のように相場の状況によって投資法を使い分けると、過去の統計上、利益を出しやすい傾向があります。この3つの投資法を使い分けることで、どんな相場でも利益を出せると期待できます。

このパターンを踏まえた上で、僕の投資スタンスはこんな感じです。

【東証2部:逆張り】
注目中の銘柄例:川岸工業<5921>
PBR1倍割れ。予想配当利回りは3%超と高めの水準です。割安感が高いうえ、財務も安定しています。中長期で見れば、高リターンが期待できるでしょう。

以上が、いまの僕の投資スタンスです。

ちなみに、「割安株を買うと利益につながりやすい」ことについて詳しく知りたい方は、KAPPAさんの本を読むのがオススメです。ホンモノの割安株の見つけ方が、この本に書かれていますよ。

もちろん、100%の確信などはありませんので、「何が起きても対応できるよう準備しておく」のが、良いでしょうね。ということで、今週も気を引き締め直して、着実に利益を狙いましょう〜!

– 中原良太

2018-09-08T09:04:03+00:00