日本株反落、いまこそ買い場か?

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

9月3日の日経平均は157円77銭安でした。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、値上がり業種は5業種となり、残り28業種が値下がりしました。

週明けになって、日本株は急に下落しましたね。先週末にもお話ししたように、「金曜日に下がると月曜日にも下がりやすい」という、Twist of the Monday効果が如実に現れた週末でしたね。

さて、これからの展望についてですが、中長期目線で見ると、これから1〜2カ月は、あまり相場の上昇を期待しない方が良いと思います。

…というのも、例年、9月と10月は相場が下がりやすい「ハロウィン効果」が現れるからです。特に10月は、ブラックマンデーやらリーマンショックやらが起きており、「相場暴落が起きやすい月」としても知られています。

ハロウィン効果は世界各国で見られるアノマリーで、イギリスでは、その効果は300年にわたって確認されています。ですから、きほんは「いつ下がってもおかしくない」と考えておくのが良いと思います。

一方、短期的には、「火曜日は月曜日と逆方向に動きやすい」という傾向もあります。ですから、月曜日に相場が下がった分、火曜日には過度に下がった銘柄を買い付けるための「逆張りのチャンス」と解釈することもできそうですね。

急激に株価が下落している銘柄を買い付けると、1週間かそこらで反発が見込めます。よって、短期的に利益を出したい方は、急落している銘柄を狙うと良いでしょう。

短期的に相場が上昇しそうな今の状況では、これまでの下落幅が大きな、「不人気銘柄」に注目することで、今後の値上がりが期待できるでしょう。参考までに、直近1ヶ月で特に不人気な業種をご紹介します。

◯直近1ヶ月で不人気な3業種
・建設(前月比-9.22%)
・非鉄金属(同-7.13%)
・ゴム(同-6.03%)

以上の3業種は、これから上昇へ転じる余地もあるため、それぞれ注目してみてはいかがでしょうか。

以降は、日本相場の上昇に期待しています。よって、9月4日は強気で行きます。注意しながら、着実な利益を狙っていきたいところですね。引き締めて行きましょう!

これが今日の有望カブだ!

【ファナック(6954)】
PERやPBRに特段割安感は見られませんが、7月25日の上方修正は好材料。短期的には、需給が改善する可能性が期待できるでしょう。

【トヨタ自動車(7203)】
8月3日に1Q業績を発表。1Qは増益で着地しており、好調な様子です。一方、PERやPBRの面でも、市場平均と比べると割安な水準。割安株は株価が上がりやすい傾向がありますので、買い付けるには良い頃合いと考えます。

【東京エレクトロン(8035)】
7月5日に年初来安値を更新しており、軟調な推移が続いています。一方、すでに予想配当利回りは4%超と高水準ですから、割安感があるとも期待できるでしょう。今後の反発の可能性に期待したいところです。

※値動きが似た株は、それから約1カ月間、株価が上がりやすい傾向がありました。
(調査期間:2000年〜2017年)

これが今日の要注意カブだ!

【アウンコンサルティング(2459)】
直近の株価上昇により、予想PERは300倍超に。割高感が出てきましたので、そろそろ反落する可能性があります。安易な追いかけ貝は止めておいた方が良いと思います。

【アイサンテクノロジー(4667)】
8月末に入ってから急騰中。ストップ高となる日が目立ちました。一方、これまでの株価上昇はやり過ぎな感があると思います。PERは70倍超と市場平均を大きく上回っていますし、割高感があります。9月以降、反落する可能性に注意しておきたいところです。

【エムティジェネックス(9820)】
新興株市場が弱気に推移する中、同社株は飛び抜けて株価が上昇しています。ここ3カ月で、株価は10倍以上まで上昇しました。すでに株価は急失速しています。短期間で急騰している銘柄は、その後反落しやすい傾向(リターン・リバーサル効果)があります。安易な追いかけ買いは禁物と考えます。

※値動きが似た株は、翌日に株価が下がりやすい傾向がありました。
(調査期間:2000年〜2017年)

ここ10年間における最大の過ち

ああ。悔しい。

もっと早くに気が付いていれば良かった。もっと早く気づいていれば、ぼくは今ごろ、今よりもずっと金持ちだったろうに!後悔しても、しきれません。

さいきん、ぼくは、とある発見をしました。

これまでぼくは、10年ほど、「データいじり」ばかりに時間を使ってきました。

たとえば、「株価が上がっている株と、株価が下がっている株、どっちを買った方が儲かる?」とか。

ほかにも、「割安な株と、割高な株、どっちを買った方が儲かる?」 とか。

こういったことを、ひたすら調べてきました。データをかき集め、エクセルや分析ソフトと格闘し、毎日のようにデータを分析してきました。

ときには、徹夜もしました。

大げさに聞こえるかしれませんが、相場の分析に命を捧げてきました。そのおかげで、今ではそこそこ収益を上げることが出来ています。(もちろん、インデックス以上の成績です)

でも、気付いてしまったんです。当たり前の話なんですが、「ぜんぶを自分でやっていたら、キリがない」んです。

いくら徹夜しても、調べたいことは無くなりません。むしろ、どんどん増えていきます。だから、時間がいくらあっても足りません。

そんな中、ぼくは、とある本に出会いました。それは、KAPPAさんという医師の方が書いている、株式投資のノウハウ本でした。

この本では、たくさんの経済学者たちや、証券アナリストたちの論文が参照されていて、「どうやったら株で儲けられるか?」ということが、大量にまとめられていました。

しかも彼は、ほぼ時間をかけることなく、年利20%ほどの運用成績を達成しているというのです。(市場を上回っているということです)

KAPPAさんの本を読んだとき、素直に「すげー!」って思いました。いまや、完全にファンになりました。この人、本当にすごいですよ。(彼の本は、すべて買いました。)

ちなみに、ぼくが金融界で尊敬している人は、ほとんどいません。KAPPAさんと、山崎元さん、くらいです。

これは、日本の金融界がだらしないのではなく、ぼくが勉強不足なだけです。尊敬できる人すら見つけられないってのは、問題です。

彼らに共通しているのは、「学習スピードにレバレッジを利かせている」という点です。自分でデータを調べたり、研究するのは当たり前ですが、それ以上に、他人の研究成果を熱心に調べています。

これは、昔のぼくと、決定的に違う点でした。

かたや、ぼくは、ひとりでデータとにらめっこして、ああでもない、こうでもない…と、相場の傾向を調べていました。

この経験が無駄になった訳ではありませんが、かなり効率が悪かったと思います。

でも、ぼくが悪戦苦闘している間に、彼らは他人の研究成果も読みまくり、20倍〜30倍という速度で成長していたのです。

当たり前ですが、「自分ひとりで研究できること」なんて、たかが知れています。てすが、「他人の研究成果をたくさん読む」ことで、学習スピードを劇的に早めることができます。

それこそ、自分が相場を分析するだけでは、月に1つの研究成果が出てくれば、それで十分です。でも、他人の論文を20本読めば、20個の研究成果が頭に入ります。

ぼくは、この10年間。ろくに、他人の研究成果から学ばずに、自分ひとりで、独学で、相場を分析してきました。これは、恥ずべき、もっとも大きな過ちだったと思います。

もっと、いろんな人から学ばなきゃ!

早いうちにこの過ちに気付いていれば、今ごろ、もっとたくさんのことを知っていたのに。はぁ。後悔しても、しきれません。

今から、遅れを取り戻します。2018年の残りは、論文を読みまくる1年間にしよう。来年の今ごろには、資産運用のウデも、大化けしていると思います。そう、確信しています。

とりあえず、今日も1本。新しい論文を読んでみよう。

– 中原良太

2018-09-03T18:27:32+00:002018年9月4日 |