【悪魔の囁き】初心者は要注意!損失を呼び込む人間の行動特性、「サンクコスト効果」

【悪魔の囁き】初心者は要注意!損失を呼び込む人間の行動特性、「サンクコスト効果」

ABOUTこの記事をかいた人

最年少で「YAHOO! 投資の達人」に選ばれた(当時22歳)。同サイトでの予想の年別パフォーマンスは、2015年「+480%」、2016年「+1024%」2017年「+943%」。最年少ながら、2015 年に「ベストパフォーマー賞」「通年最⾼勝率者賞」の2⼤タイトルを獲得。TV 出演や四季報オンラインでの連載を経験。

【悪魔の囁き】初心者は要注意!損失を呼び込む人間の行動特性、「サンクコスト効果」
「この銘柄をリサーチするのに10時間かけました」、ファンダメンタル分析をしている人ならザラにある話。

他にも、
「この売買テクニックを10万円で買いました」
など、投資の世界ならではの出来事もあります。

将来のために時間やお金を惜しまないのはやる気のある証。
ただ、このような先行投資は、後々の意思決定を曇らせる一要因ともなり得ます。

というのも、そこには「サンクコスト効果」という罠が控えているからなのです。
今回は、この「サンクコスト効果」の恐ろしさを、映画館の話に喩えてご紹介しましょう。

 

目次

  1. たとえば、映画の前売り券を買ったとしましょう。
  2. しかし、公開直後に炎上…
  3. 「見に行く」という方は要注意
  4. まとめ:やる気にある人、プライドの高い人は要注意

 

1. たとえば、映画の前売り券を買ったとしましょう。

たとえば、映画の前売り券を買ったとしましょう。

あなたは面白い映画を見つけました。
その名も「株式予報〜システムトレードの極意〜」。

あまりに面白そうだったため、前売り券を20%引きで買うこととしました。
値段は1,600円。400円、得しましたね。

 

2. しかし、公開直後に炎上…

しかし、公開直後に炎上…

前売り券も買ったことだし、楽しみに映画の公開を待つあなた。
しかし、映画が公開されてからTwitterや公式サイトは炎上していました。

  • 「なんだこの映画、超つまらないじゃないか!」
  • 「金払って観たのに損したぞ!」

クチコミはどれも、ひどいものばかり。
映画を見に行っても、100%の確率でつまらないことが分かりました。
見に行っても損するだけでしょう。

どうやら払い戻しも不可能なよう。友達も金券ショップも、そんなつまらない映画のチケットを買ってくれることはありませんでした。

この時、あなたは2つの選択を迫られます。

  • チケットは買ってしまったし、勿体ないので見に行く
  • チケットは買ってしまったけれど、時間の無駄なのでやめておく

 

3. 「見に行く」という方は要注意

「見に行く」という方は要注意

「見に行く」という方は、投資する際には要注意です。
おそらく、映画を見に行っても後悔することでしょう。
そして、「前売りチケットの代金」だけでなく、映画を見ている「自分の時間」も無駄にすることとなるのです。

このように、回収不可能なお金の事を「サンクコスト」と言います。
銘柄をリサーチするのにかけた時間や、投資ノウハウを買うのにかけた資金などが、この例として挙げられるでしょう。

本来ならば、サンクコストは将来の意思決定に影響を及ぼすべきではありません。
というのも、これからどのような行動をとろうとも、サンクコストは帰ってくることはないからです。

しかし、人間はそんなに理性的にできていません。
「こんなにお金・時間をつかったんだから、行かないと損したことになる!」
「損したことを認めたくない!」
こんな悪魔の囁きが、あなたの投資判断を間違った方向へと導こうと訴えかけてくるのです。

これを「サンクコスト効果」と言います。

本当は、取り返せるはずもないコストを、「取り返したつもり」になろうと躍起になることで余計に損をしてしまった、という経験は1度はありますよね?

他にも、

  • 「飲み放題」で「元手を取り戻そう」と必要以上に飲み過ぎて、結局飲み過ぎて泥酔。周りに迷惑をかけてしまった。
  • ブランドものの服を買ったけれど、全然似合わない。けど、勿体なかったから着てみると、すべからく笑い者にされてしまった。

 

4. まとめ:やる気のある人、プライドの高い人は要注意

まとめ:やる気のある人、プライドの高い人は要注意

やる気のある人・プライドの高い人ほど、陥りがちなこの「サンクコスト効果」

どんなに時間をかけても、お金を使った、愛着のあるものに対しても、

「これ、本当に使う必要あるのかな?」

「捨てた方が賢明なんじゃないか?」

と自問することをぜひ学んでおきましょう。

この悪魔の囁きのせいで、

  • 買わなくても良い銘柄を買って大損したり、
  • 割安で買った銘柄に愛着を感じて、なかなか損切り・利益確定できない

という投資家は多数います。

過去に縛られず、将来を見据えた投資活動に励んで下さいね!