日本株、いまが仕込みどきでは?

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

7月30日の日経平均は167円91銭安でした。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、値上がり業種は12業種となり、残り21業種が値下がりしました。

火曜日は、黒田日銀総裁の会見が控えています。このイベントが一巡すれば、日本株市場の様子見ムードが和らぎ、そろそろ買いが入りやすくなってくるのではないかと考えています。

また、例年、日本株市場は 月末から月初にかけて上昇しやすい「月替わり効果」が見られます。ですから、これから先はしばらく、相場が上昇しやすいと思います。

一方、新興株の動向には、やはり不安が残ります。マザーズ指数はふたたび暴落しており、前日比-1.84%も下落しました。新興株市場は、いちど下落を始めると、しばらく下落が続く傾向があります。ですから、今の地合いでは、新興株を買わない方が良いと思います。

よって、今のような状況では、ひとまず「強気な大型株市場(とくに日経平均)」に飛び乗り、相場反発の波を待ちたいところです。そして、その間に、新興株市場が本格的に復活してくれるのを待ちたいところですね~。

相場が上昇しそうな今の状況では、これまでの下落幅が大きな、「不人気銘柄」に注目することで、今後の値上がりが期待できるでしょう。参考までに、直近1ヶ月で特に不人気な業種をご紹介します。

◯直近1ヶ月で不人気な3業種
・小売(前月比-3.68%)
・水産・農林(同-2.96%)
・食料品(同-2.23%)

以上の3業種は、これから上昇へ転じる余地もあるため、それぞれ注目してみてはいかがでしょうか。

以降は、日本相場の上昇に期待しています。よって、7月31日は強気で行きます。注意しながら、着実な利益を狙っていきたいところですね。では、7月31日も1日、引き締めて行きましょう!

これが今日の有望カブだ!

【ブリヂストン(5108)】
予想配当利回りは3,5%超と高めの水準。割安感のある大型株は、過去の傾向からみても利益につながりやすい傾向(バリュー効果)があります。今後の反発の可能性に期待しましょう。

【三井住友フィナンシャルグループ(8316)】
これまでの株価下落により、予想配当利回りは3.5%超。PBR株は0.60倍と1倍割れ。低PBR株は株価が上がりやすい傾向(バリュー効果)があるので、今後の値上がりの可能性に期待です。

【みずほフィナンシャルグループ(8411)】
6月22日に株価が183.9円で底打ちして以降、堅調な推移が続いています。予想配当利回りは3.5%強とまだまだ割安感のある水準。大型株は、割安株ほど株価が上がりやすい傾向(バリュー効果)があります。反発の可能性に期待です。

※値動きが似た株を買った場合、約52%の確率で値上がりし、約1カ月(20営業日)で約0.6%の利益につながりました。
(集計期間:00年1月1日~18年2月28日)

これが今日の要注意カブだ!

【石垣食品(2901)】
7月に入ってから、株価が急騰しています。ずっと株価が急上昇しつづける銘柄はありませんから、近いうちに反落する可能性が高いと考えます。実際、統計的に見ても、株価が急騰している銘柄は、その後、反落しやすい傾向があります。これを、「リターン・リバーサル効果」と言います。安易な追いかけ買いは避け、しばらく様子見しておくのが無難でしょう。

【パス(3840)】
PBRが3倍超えと高めの水準。直近は株価が急騰しています。急騰株や高PBR株は株価が上がりづらく、反落しやすい可能性が憂慮されます。今後の反落の可能性に注意しておきたいところです。

※値動きが似た株を買った場合、約65%の確率で値下がりし、1日で約1.6%の損失につながりました。
(集計期間:00年1月1日~18年2月28日)

85%の運用法はクズになった

衝撃的な研究結果を見つけました。

そんな昔の事例ではないのですが、トレーダーにとっては強烈です。だから、あなたも一度は目を通しておいた方が良いと思います。

その論文の名は「Replicating Anomalies(アノマリーの再現)」。これまで見つかっている相場のアノマリー約450種類を検証した論文です。

「アノマリーって何?」という方もいるかもしれません。ここで、補足説明をします。アノマリーとは、「変則性」のことを指します。

何を基準に「変則」なのか?っていうと、基本的には、効率的市場仮説という理論から、かけ離れているものが変則的と言われています。

「アノマリー」というのは、言わば僕らトレーダーにとっての、飯のタネです。アノマリーが無いと、僕らは利益を出すことができません。

だから、「アノマリーが再現できるか?」って問題は、ぼくらトレーダーにとっての死活問題なんですよ。

検証結果は?

結論から言いましょう。米国株に存在していたアノマリーは、85%が消滅しています。アノマリーが広く知れ渡った途端、利益を出そうとするトレーダーが増えて、消滅してしまったのでしょう。

「アノマリーが無くなった」なんて言われても、パッとしない方もいるかもしれません。だから、もう少し噛み砕いて説明しましょう。

「アノマリーが無くなった」ということは、すなわち「昔は有効だった投資法が、有効ではなくなった」ということです。

それこそ、「50年前からアノマリーを狙って、ずっとおんなじ方法で資産運用してます」という、おじいちゃんが居たとして。そのおじいちゃんの運用法は、85%の確率で、もう使えなくなっているってことですねw

ざっと論文に目を通してみましたが、大半のアノマリーは直近50年で見つかったものでした。だから、さいきん見つかったアノマリーも、危ないかもしれないですね〜。

たとえば、昔は「割安株投資(バリュー株投資)」という投資法が一世を風靡しました。僕ら投資家なら、一度は聞いたことがある言葉ですよね。

でも、このバリュー投資は、あまりに流行ってしまい、いまの米国株市場では、大して使えなくなっているとも言われています

つまり、「みんなが割安株を買い尽くしてしまうから、投資のチャンスが無くなった」ってことですね。

ひゃ〜。恐ろしい。85%も無くなっちゃうなんてね。僕らの飯のタネも、いつなくなってもおかしくないってことですよね〜。

「やめどき」を模索しなきゃ…

「85%のアノマリーが消失した」って言っていますが、この流れはきっと続くでしょう。

日本株も、米国株と同様に、市場の効率化が進み、どんどん利益を出すのが難しくなっていくと思います。

だから僕らは、いつだって「自分の運用法は、まだ有効なのか?」と、危機管理しておくべきだと思います〜。

時間をかけずに資産運用したい人は、やっぱり「投資の大原則」で紹介されてる、インデックス投資を実践するのがベストなんでしょうね。

時代遅れの手法にしがみついて、成果を出せないことほど、なさけないことはありませんからね〜。ぼくも、気をつけなきゃなぁ〜…。

– 中原良太

2018-07-30T18:15:37+00:00