ブランド力って、どうやって測れば良いの?
定性的なものって、感覚的になってしまうので
ブランド力を測定するのって難しいですよね。
私自身、以前に紹介した五感分析やTOPSYを使った定性的指標を分析する方法論は持っていますが、やはりこういった情報を分析するのは苦手なんです。
しかし、冒頭の質問を受けることがたまにありまして、、、
考えあぐねている時に見つけたのが、とあるセーターを販売しているベンチャー企業でした。
彼らの哲学には、「最高レベルのブランド力とは何か」を知る、良い問いかけがあります。
本日は、絶大な人気のあまり、1着15万円のセーターですら抽選販売しているブランドを1つ、ご紹介しましょう。
目次
1. 最高レベルのブランド力を持つ「気仙沼ニッティング」とは?
気仙沼ニッティングCEO、御手洗瑞子氏
「気仙沼から、世界に誇れるニット商品を生み育てる。
彼女が講師を努めるTEDx Tokyoの動画はこちら。
気仙沼ニッティングとは、御手洗瑞子さんが代表取締役と努める、手編みセーターを販売するベンチャー企業です。
気仙沼と言えば、東日本大震災で大きな被害を受け、死者・負傷者・失業者が多数出たところですね。
御手洗さんは、復興援助および「気仙沼に誇りを取り戻そう」という理念のもと、ニッティング会社を起業しました。
2. 一生持っていたい、あるいは、子供に受け継ぎたいか?

先ほどご紹介した動画の中で、
「一生持っていたい、あるいは、子供に受け継ぎたいか」
という旨の問いが発せられています。
この言葉を聞いた時、私はハッとさせられたんですね。
「最強のブランド力とは、生涯に渡って人を惹き付けて離さない、企業の握力なのではないか」
と思います。
この問いかけを用いることで、
- このブランドは最強なのか
- それとも一過性のものでしかないのか
を手軽に判別できるようになるでしょう。
3. まとめ

やや抽象的な話しとなってしまいましたが、長期投資をされている方や、優良銘柄を模索中の方にとってはシンプルで役立つでしょう。
私もStockForecastを最強なブランドにしたいですね。
この機会に、「一生モノの価値って、なんだろう?」と、改めて自問してみるのも良いかもしれません。